通算68回目ニューメキシコ州出張 2010(平成22)年11月2日(火)~10日(水) 帰国日 現地時間で9日(火) ~ 日本時間で10日(水) [ニューメキシコ州 出張日記]
11月ももうじき下旬になりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ここ新潟県上越市では、すっかり秋が深まり、もう冬がすぐそこまで来ているような雰囲気です。地域によっては、既に冬の趣が濃くなっているところもあるんでしょうね。
いずれにしましても、これから段々と寒さも本格的になっていくことでしょうから、皆さんもお体に気をつけて健やかにお過ごし下さい。
さて、私は、おかげさまをもちまして、2010(平成22)年11月10日(水)の深夜に、通算68回目のニューメキシコ州出張から無事に帰宅することが出来ました。今回は、その帰国・帰宅の長い道中の様子をダイジェストでお送りします。ひとときお楽しみいただければ何よりです。
【アメリカ現地時間で9日(火)】
午前4時にセットしておいた目覚まし時計よりも、ちょうど5分早く目が覚めた。いつもの習慣なのだが、帰国日の朝に限っては、テレビの音量をかなり小さくして付けっ放しにしておく。あまり良いことではないと分かってはいるのだが、絶対に寝坊をしない為の自分なりの策である。そのお陰で、5分早く目覚めることが出来たのだろう。
ストレッチとメールチェックを済ませ、4時45分に常宿のラ・キンタ・インをチェックアウトし、レンタカーセンターでクルマを返し、シャトルバスに乗り込んで空港に向かう。全て、いつもと同じルーティーンワークのような行動である。このブログでも、何回同じようなことを書いてきただろうか・・・
空港に着いて、ガラガラにすいているユナイテッド航空のチェックインカウンターで預け荷物を渡し、一様の手続きが済んだら、手荷物検査場に向かう。
爆弾テロ事件の後なので、手荷物検査場はさぞかし混雑しているだろうと予想して、早目に空港に来たのだが・・・ここもガラガラである。私に限ってはよくあることなのだが、またしてもリングのサイズを調べる商売道具=アルミ製のスティックがX線に引っ掛かったようだ。説明をすると、係員たちが興味本位で自分たちのリングのサイズを順番に調べ始めた。
いつものことなのだが、飛行機に乗った途端、睡魔に襲われる。航空機事故が最も多いと言われている離着陸の前後15分は、絶対に眠り込まないように頑張るのだが、水平飛行に入ったらもうダウン。
ちょうど眠りが浅くなった時に、機内アナウンスが聞こえてきたので、寝ぼけまなこをこすりながら窓の外を眺める。ロッキー山脈の見事な雪景色である。やはり天気予報は当たっていたようだ。
定刻通りの午前8時半過ぎにサンフランシスコ空港に到着。4時に起きてから何も固形物を口にしていないので、強烈な空腹感に襲われたが、まずは国際線専用ターミナルに移動。そして、ユナイテッド航空専用ラウンジで、アップグレードの状況を再確認。私の前に18人のウェイティング客がいると聞いて、素直に諦める。
一旦ラウンジを出て、近くのお店で今回の出張で2度目のツナサンドイッチを頬張る。ご覧の通りの強烈なボリュームだが、こってりした肉類やチーズを使っていないので、お腹には全くもたれそうもない。うつぼ姐さんにならって(笑)、朝の9時からビールを1杯。あ~、実に美味い!
成田直行便の搭乗が始まるまでの約1時間半の間、ありがたくユナイテッド航空の専用ラウンジ「レッド・カーペット・クラブ」を利用させてもらう。まずは、無料飲み放題のブラッディーメアリーを1杯いただく。こういう時でなければ、ブラッディーメアリーなんて飲まないからなぁ~。でも、ここを利用させてもらう本来の目的は、無料でお酒を飲むことではない。それは、あくまでもオマケの部分・・・ほんとに・・・(苦笑)
ラウンジを利用させてもらう本来の目的は、このプラスチックカードを手に入れることだ。裏側をコインでこすると、無料でインターネットにアクセス出来るPINコードがプリントされている。アルバカーキ空港内では、誰でも無料でインターネットにアクセス出来るのだが、サンフランシスコ空港ではそれは無理だ。アメリカの電話会社と独自に契約をしていない私は、この空港内では自由にインターネットを利用することが出来ない。
ビジネスクラスへのアップグレードはかなわなかったが、このラウンジ内でインターネットに無料アクセス出来るのは、とてもありがたいサービスである。以前にも何度か書いた覚えがあるが、私が他の航空会社に浮気をせずに、一社のマイレージを貯め続けて、会員の優先サービスを受けたい理由がここにもある。
定刻の午前11時半近くに出発。今回は、往復ともにビジネスクラスへのアップグレードが出来なかった。が、いい機会だったので、自分なりにちょっと考えてみた。
エコノミークラスからビジネスクラスへ、マイレージを消化してアップグレードしてもらう為には、片道25000マイルのマイレージの他に、450ドルの追加料金を払わなければならない。エコノミークラスに比べたら、広くて足を完全に伸ばせるベッドにもなる快適なシート、より良い食事と飲み物、選択肢の多い映画とオーディオチャンネルは確かに魅力的である。が、10時間から11時間の利用の為に、費用対効果という考え方をしたら、果たして妥当なのだろうか?ビジネスクラスにアップグレード出来るフライトを探してもらって出張スケジュールを組んでいたことは、果たして良いことだったのだろうか?
搭乗機は、定刻よりも少し遅れてサンフランシスコ空港を出発。最初の食事の時間になって、いつもなら「ビーフ or チキン?」の呼び声が聞こえてくるはずなのだが、この時は「ビーフ or パスタ?」であった。当然のことながら、麺好きの私はショートパスタをリクエスト。トマトとチーズのみのシンプルなソースで、肉類はなし。何とも軽めで結構、結構。
その後は、上映ビデオを自分の好みで選べるわけでもないので、ひたすら爆睡である。ノートパソコンに向かってせっせと仕事に励む人もいるが、私にはそれが出来ない。乗り物の中でノートパソコンの仕事をすると、しばらくして気分が非常に悪くなってしまうのだ。損な体質である。
【日本時間で10日(水)】
定刻よりも15分ほど遅れて、成田空港に到着。元々が普段よりも少し遅い到着予定時間だったので、その後の京成スカイライナー~長野新幹線~JR信越本線という長い帰路の乗り継ぎが気になってくる。翌日は父の定期診療で病院に付き添わなければならないので、何としてもこの日のうちに帰宅したかった。
とはいえ、日本に無事に帰国できたのだから、ひと安心である。再入国審査に向かう途中、目に入った「おかえりなさい」の文字に、思わず心の中で「ただいま」とつぶやいてみた。
預け荷物の受け取り、税関申告と関税の支払い、宅配便の手続き等の一連の作業は順調に進み、自宅への帰国第一報もそこそこに京成スカイライナーに飛び乗る。
JR上野駅で長野新幹線に乗るまでの45分位の間に、さっと夕食を済ませておきたい。新幹線改札口手前の行き慣れたお蕎麦屋さんは、あいにくと満席の上に空き待ちが既に2組。これでは無理だと、あっさり諦めて店の外に出る。以前、kikuzouさんのブログで紹介されていた向こう側のラーメン屋さんを思い出し、入店してみることにする。
APEC関係の警備強化の為に、JR上野駅構内でも、至る所でかなりの数の警官の姿が目立つ。その中には、まだ初々しさが残る若い女性警官のグループもチラホラ。爆弾テロで大騒ぎになったはずのアメリカ国内よりも、かなり厳重な警戒ぶりだと感じた。お勤め、ご苦労様。
まずは、何と言っても生ビールと焼き餃子である。このお店の名前は、「粋家」と書いて「いきや」ではなく「すいか」と読ませるのだということを、従業員さんたちの着ているユニホームTシャツのプリントを見て知った。なるほど、JR駅構内にあるお店らしいネーミングだと納得。
周りのお客さんたちの注文に「味玉らーめん」が多いような気がしたので、私も同じ品を注文してみた。ここのスープには、豚バラ肉のかけらと白菜が煮込まれているのが特徴だ。スープを一口飲むと、まず独特の甘味を感じる。そして、少し食べ進んだ後に再びスープを飲むと、今度は結構しょっぱく感じる。塩分摂取が気になり始めた今日この頃、この手のスープは飲み過ぎないように注意せねば。
長野新幹線は、ほぼ定刻で長野駅に到着。乗り継ぎ時間は4分しかなかったので、大急ぎで信越本線ホームに向かうが、乗るはずの電車が入線していない。慌てて駅員さんをみつけて尋ねると、落ち葉によるスリップ事故により、終日大幅にダイヤが乱れていたらしい。しばらく待つと、妙高高原止まりの便が直江津行きに変更になるとアナウンスがあったので安心した。当初の予定よりも1時間以上は遅れたが、何とかその日のうちに帰宅することが出来そうだ。
午後11時過ぎ、無事にJR高田駅に到着。冷たい風が吹き雨が降ってはいたが、改札口に立つと不思議とホッとした。
公私共々(特に「私」の方が・・・)とても多忙な日々が続きそうですので、しばらくの間、コメント欄を閉じさせていただきますが、どうぞご了承下さい。また、更新頻度、皆さんのブログにお邪魔するペースも、以前にも増してスローペースになりそうです。時には、お邪魔してもnice!の押し逃げ状態が続くかもしれませんが、どうぞご容赦下さい。
では、次回もどうぞお楽しみに。
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しばらくの間、このコーナーはお休みさせていただきます。どうぞご了承下さい。
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