通算69回目ニューメキシコ州出張 2011（平成23）年1月5日（水）～13日（木） 【第5日目】現地時間で9日（日）～【第7日目（実働最終日）】11日（火）

　日本時間の1月5日（水）から13日（木）の間、今年最初で通算69回目のニューメキシコ州（＋半日だけアリゾナ州）出張を行なっていました。おかげさまをもちまして、13日（木）午後9時過ぎに無事帰宅することが出来ました。ご心配をお掛けしました。

　今回は、前々回の初日の様子、前回の第2日目から第4日目の様子に引き続き、第5日目から第7日目の様子をダイジェストでお伝えします。ひとときお楽しみいただければ何よりです。

 

【現地時間で9日（日）】

 

　午前7時に起床。日本にいる普段よりも、2時間も遅い目覚めです。やっと時差ボケが解消して、ぐっすりと眠ることが出来ました。ストレッチ、メール、本業サイトとこのブログをささっとチェックして、8時ちょうどに朝食へ出掛けます。 

　このホテル『HOTEL PLAZA REAL（ホテル・プラザ・リアル）』に泊まったのは、ロス・ロボスのコンサートに行った時の出張以来です。あれから、もう2年近くが経っているんですねぇ～

　ニューメキシコ州出張中の個人的な日曜日朝食の定番『メヌード(Menudo)』を久々に食べたかったのですが、あいにくと近所のプラザカフェは厨房からの失火以来、ずっと休業中です。

　日曜日の朝から営業しているお店がサンタフェ・プラザ周辺には少ないので、（ホテル）ラ・フォンダ1階のレストランで摂ることにしました。注文したのは、ニューメキシコ州の朝食のド定番『ウェイヴォス・ランチェロス(Huevos Rancheros)』です。

　所変われば品変わるで、高級なホテルの料理はソフィスティケイトされていますね。もっと庶民的かつ一般的な料理のルックスは、こちらでご参照下さい。とはいえ、たまには高級で落ち着いた雰囲気のレストランで食事をするのも、決して悪くはありませんね。私のように常に腕時計の時間を気にしながら食事をするような人間とは違う、ハイソサエティな観光客の皆さんに囲まれていると、いい意味で気分転換が出来ます。

　ホテルの部屋へ帰る前に、プラザ周辺をゆっくりと一時間ほど歩いてみました。画像の取り込みや補正作業をする時間（と気持ち）の余裕がないので、写真はほとんど撮っていません。

　我が地元の新潟県上越市とは真逆の、抜けるように澄み切った真冬の青空を見ていると、不思議とちょっと切ない気分になってきました。美しい青空を見ると、ウキウキ晴れ晴れとした気分になるのが普通なんでしょうが・・・

　何処を歩いてみても、すっかり見慣れてしまった風景ですが、何故か見飽きてしまうことが全くない風景でもあります。私の生まれ故郷＝地元と同じです。My Second Home on My Mind（我が心の第二の故郷）・・・私は、サンタフェとチマヨをそう呼びます。

　仕事が一段落したところで、日曜日でも営業している取引先の方と昼食に行きました。以前、昼食を楽しんで気に入ったタパス（スペイン風の居酒屋）で、地元の人たちにも人気のある『El Farol（エル・ファロール）』です。好物のハモン・セラーノと、ポルタベロ（ポータベロ、椎茸の煮物）と赤ワイン。二品とも前回と同じだったような気もしますが・・・

　昼食後、ふと思い出した探し物を求めて、古い知り合いがやっているお店を数年振りに訪ねて、ホテルの部屋に戻ります。写真は撮らないつもりでいたのに、外出すればつい撮ってしまう・・・いっそのこと、カメラは部屋に置いて行くべきでした（苦笑）・・・撮った写真の補正作業をしてから、また仕事に戻ります。

　夕食に出たついでに1枚撮ってみましたが、やはり三脚なしでは手振れがひどくてダメですね。三脚を使って撮り直しをした写真を、いずれ特集記事にしますので、どうぞ気長にお待ち下さい。

　麺類が食べたくなったので、日曜日の夜も営業していると知ったイタリアン・レストラン『il piatto（イル・ピアット）』に行きました。ホテルのすぐ隣りのブロックに昔からあるお店ですが、最近、プリフィクス・メニューを始めたらしいので、いつか行きたいと思っていたんですよ。

　店内の照明は暗いので、ご覧いただけるような写真を撮ることが出来ませんでした。ミネストローネスープ、スパゲッティ・まりなら、ティラミスのコースに、グラスワインとコーヒーを注文。ミネストローネはハーブが強過ぎず美味でした。スパゲッティは、茹で加減がアルデンテではなかった（アメリカのイタリアン・レストランに期待しても無理ですｗ）ものの、ソースが美味しくて良かったですよ。我が地元の『ガンバコルタ』の足元にも及びませんが、アメリカのイタリアン・レストランとしては、及第点だったと思います。

　ホテルの部屋に戻り、暖炉に火を入れてもらい、薪がパチパチとはぜる音を聞きながら仕事をしていたら、あっという間に日付変更線の手前・・・

 

【現地時間で10日（月）】

 

　午前0時に寝るのは、普段の自分にとっては物凄い夜更かしなワケで・・・この日は6時に起床。ストレッチの後、メールチェックと返信をしていたら、8時ちょうど。急いで朝食に出掛けます。

　外気温は摂氏マイナス10℃近くの極寒！今回の出張中で初めての曇天でした。細かい雪もチラチラ。

　お気に入りのテイア・ソフィアズ(Tia Sophia's)で朝食を。月曜日のスペシャル、『スクランブルエッグとワカモ-レ(Guacamore　※)』を久々にいただきました。肉類なしの軽めの一品なので、お腹にもたれなくて良いですね。マネージャーのニックさんと、英語と日本語の混じった会話をしばらく楽しんだ後、店を出てウォーキングを始めました。

　　　　　　　　　　　（※『ワカモレ、ワカモーレ』のことを『グワカモーレ』と書いたり発音するのはやめましょうね。）

　ホテルの部屋に戻り、10時ちょうどに仕事に出掛けました。

　昼食に出掛ける前に、サンチュアリオ・デ・チマヨでお参りをしてきました。今回は、いつもよりも入念に・・・

　某社長、彼の長兄さんと3人で久々に昼食へ。大のお気に入り、ランチョ・デ・チマヨは（冬季期間中は）月曜定休なので、エスパニョーラの某所に連れて行ってもらいました。

　メニューにラム・ハンバーガーをみつけたので、長兄さんと共に初挑戦です。まずは、サイドのグリ－ンチリ・シチュー。食べる前に、撮るのをうっかり忘れてしまいました。とても美味でしたよ。

　続いてメインが運ばれてきました。バンズではなく、トルティーヤに挟まれています。運ばれたままを撮ってみましたが、イマイチわかりにくいですね。

　中身はこんなです。肝心の味は・・・普通のハンバーガーと比べると、ちょっとビミョーな感じとでも言いましょうか。肉汁がしたたるようなジューシーさが無かったんですよねぇ。決してマズくはないのだけれど・・・まあ、いい経験をしたといったところでしょうか。長兄さんも同意見でした。次に注文することは、多分ないだろうなぁ・・・とも。

　その後、仕事関係の皆さんと別れの挨拶を交わし（皆さんが父や家族のことを気遣ってくれて、しみじみ有難かった）、1軒寄り道をしてからサンタフェに戻ったのが午後4時過ぎ。そして、ある常連さんに頼まれていた品を探す為にプラザ周辺を歩き回り、やっと最後の1軒でみつけることが出来ました。

　ホテルの部屋でメールチェックや撮った写真の整理などをして、午後7時半に入浴。湯船に浸かりながら、今夜は何処で何を食べようか、色々と考えてみました。朝はニューメキシカン、昼はニューメキシカンとラム（肉料理）、前の晩はイタリアンだったし・・・まだ行ったことのないお店、食べてみたい料理は数々あれど・・・今、この夜にどうしても行ってみたい、是非とも食べてみたい料理というものが、はっきりと思い浮かばない・・・

　そんな時こそ、いっそ日本人なら日本人らしく、

　久々に、Sushi Land EAST（寿司ランド『東』）さんにお邪魔することにしました。

　通算69回目のニューメキシコ州出張中にジャパニーズ・レストランで食事をしたのは、多分、6回か7回くらいしかないと思います。昔は、日本食を食べると士気が下がると思ってｗ意識的に食べないようにしていたんですが・・・今は、そんなことは全くありませんね。士気が上がるとか下がるとかは、食事とは別の次元の話ですね。その時に食べたい物、飲みたい物を自分の体に取り入れるのが一番気持ち良くて、とても楽しい、幸せなことだと思います。私の場合、こうしてニューメキシコ州に出張している時には尚更ですね。

　オーナーシェフのマサさん（サンタフェのロコには超有名な日本人シェフです）と、共通の友人の話、日本やサンタフェの経済動向のこと、お互いの商売の話とか・・・実に色々な事柄を、短い時間の中で色々と話しながら、

　お勧めの金目鯛や、（何故か好物のｗ）蒸し海老の握り寿司とか、カジキ鮪や（酢の締め具合が強過ぎない、とても私好みの）シメサバの握り他もいただきながら、楽しい夕食を味わうことが出来ました。マサさん、ありがとうございました。

　ホテルの部屋に帰って、この夜も暖炉に火を入れてもらい、薪の燃え具合を気にしつつ、このブログの下書き作業を終わらせて、午前0時ちょうどに就寝。いつか宝くじでも当たったら、我が家にも暖炉を設けたいな、絶対に。

 

【現地時間で11日（火）　実働最終日】

 

　ぐっすりと眠ることが出来ました。時差ボケが完全の解消したことと、出張の疲れが貯まってきたのでしょう。目が覚めたら、何と午前8時！（苦笑）　カーテンを閉めたままで寝たのも寝坊の原因のひとつだったかもしれません。

　ホテルの正面です。昼夜を問わず雪が解けずに凍結しているので、歩く時は滑らないように常に注意が必要です。（この写真は、実は前日に撮ったものですが、ここに差し込みました。慌てていたので、傾斜補正をした後に綺麗な四角にトリミングするのを忘れてしまいました。ご容赦下さい。）

　9時に朝食を摂りに行きました。前日の朝食と同じ、ティア・ソフィアズです。遅い時間に朝食をタップリ食べてしまうと、昼食の時間もずっと遅くなってしまうので、軽い一品ポソーレ（ポソレ、Posole）にしておきました。

　メールチェック等を済ませたら、荷物をまとめ、午前11時チョット前にホテルをチェックアウト。アルバカーキ空港の近くへ戻る前に、いつものコインランドリーで洗濯をしておきます。

　トイレに入る時は、従業員さんから鍵を借りなければなりません。壊れたハンガーを再利用するとは、コインランドリーらしいグッドアイディアですね。私の50年近くの人生で、最も大きなキーホルダーです。

　洗濯が済んでコインランドリーを出ようとした時に、隣りのクルマのフロントグリルに目が釘付けになってしまいました。ブルーのダウンジャケットを着ている所有者の女性（素敵な金髪美人でした！）に許可を得て撮らせてもらいました。テキサスから来ていて、ダンナさんはプロのギタリストで、サンタフェで仕事をしているそうです。彼はテレキャスター、彼女はストラトキャスターを愛用しているとの事で、妙に会話がはずんでしまいました。

　サンタフェとアルバカーキのほぼ中間地点、サン・フェリペ・プエブロ(San Felipe Pueblo)というインディアン・リザベーションにある、カジノ・ハリウッドのレストランに初挑戦してみました。注文したのは定番的なBLTですが、ベーコンの量が、ご覧の通りハンパじゃありません。

　アルバカーキ市内に入ったら、まずは貸し倉庫のオフィスに行って、この先一年分の料金を先払いしておきます。偶然ですが、5月末の私の誕生日が毎年の契約期限になっているので、絶対に払い忘れることはないのですが・・・この先いつ再び来ることが出来るか、今はちょっと微妙な状況なので、今回の出張中に再契約をしておくことにしました。

　すぐ近くの常宿、ラ・キンタ・イン(La Quinta Inn)にチェックインしたのが午後4時。部屋に帰りの荷物を入れ、メールチェックだけしたら、急に思い立って市街地に出掛けました。次回以降の出張の予習とでもいいましょうか、気になるお店の下見です。仕入れ用のクレジットカードは、とっくに与信限度オーバーで使えなくなっているので、リサーチしか出来ませんでしたが、いいモノをみつけることが出来ました。

　すっかり日が暮れて辺りが真暗になった午後6時過ぎにホテルに戻りました。メールチェック、日中に撮った写真の整理を済ませ、風呂に入ってから夕食に出たのが8時ちょうど。

　考えてみたら、大晦日から休肝日を作っていませんでしたので、この夜はノンアルコールにしました。もうクルマで出掛けるのも面倒臭いので、再びファドラッカーズで食べることにしました。ホテルの駐車場内にあるので、楽チン楽チン。

　鶏肉の料理がいいと思い、チキン・テンダー・プレートを注文してみましたが・・・ご覧の通り、分厚い衣でガリガリの食感。中身の鶏肉は、ジューシーではなくてパサパサ。昨年、サンタフェで食べた時と同じです。きっと、アメリカの何処で注文しても、同じような料理なんでしょうかねぇ。もう二度と頼むことはないでしょう。

　特大のベイクドポテト、甘ったるいバーベキュー・ビーンズ、バターでびしょびしょになったテキサス・トーストをそれぞれ1/4くらいずつ残して、今回の出張最後の夕食は終わりにしました。やはり、ファドラッカーズでは、ハンバーガーを注文した方が無難ですね。いい経験になりました。

　明朝は午前7時前にアルバカーキ空港からサンフランシスコ空港直行便に乗る為、午前4時起きとなります。大事をとって、午後10時にはベッドに入りました。

 

　公私共々(特に「私」の方が・・・）とても多忙な日々が続いておりますので、引き続きコメント欄を閉じさせていただきますが、どうぞご了承下さい。また、更新頻度、皆さんのブログにお邪魔するペースも、以前にも増してスローペースになると思います。お邪魔してもnice!の押し逃げが続くかもしれませんが、どうぞ大らかな気持ちでご容赦下さい。

 

　現地時間12日（水）～日本時間13日（木）帰国の様子は、後日、少し落ち着いてからお伝えしたいと思います。

 

　　　　　では、次回もどうぞお楽しみに。

　　

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