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毎日少しずつ製作中のチマヨ・ブランケット [自作チマヨブランケット]

先月、久し振りにフルサイズ(仕上がりの幅 約110cm)、長さ12mの縦糸 warp(ワープ)を張りました。1インチ=約2.5cm幅に縦糸8本、「耳」= selvedge、selvage(セルヴィッチ)の2本取り分も含めて、合計363本・・・だったと思う・・・を一人で張る作業は、相変わらず時間が非常にかかりました。オルテガ社にあるような、大掛かりなドラム式のワーピング・ミルがあれば楽チンな事この上ないのだけれど、それには更に6畳一間くらいのスペースが必要なので、現状ではガマンするしかありません。

 

 

縦180cm x 横110cmのサイズを織るのは、実に3年振りぐらいのご無沙汰なので、勘を取り戻すのと縦糸の張り具合=テンション・バランスの調整を兼ねて、RIO GRANDE STRIPE リオ・グランデ・ストライプ のパターンを1枚、まず先に織ってみました。

現在織っているのは、画像のようなデザインです。カラーリングは、典型的なナバホ族の手織りブランケットのGanado(ガナード)と同じ、ホワイト、ブラック、霜降りグレーとカーディナル・レッドです。全体の雰囲気は、ナバホとチマヨ・ブランケットの古いパターンをミックスさせたような・・・いわゆるHybrid(ハイブリッド)デザイン・・・と呼ばれる部類に入るのでしょうか。

張った糸の分を全部織り終わるまで、1枚1枚の作品をカットアウトするつもりは今のところないので、全貌を披露できるのは年末になってしまうと思います。なんせ、最近は仕事がとても忙しくて(ありがたいことなんですけどね)、毎日1時間織るのがやっとなもんで。

ところで、あの三島由紀夫は、私よりも遥かずっと前にオルテガ社を訪れていたのでした。かれこれ15年くらい前、オルテガ社の建物の前で、夏休みを利用して日本から来たという大学院生に、このエッセイに書かれている道順で旅を続け卒論を書くのだと、道を尋ねられたことを思い出しました。↓

外遊日記―三島由紀夫のエッセイ〈3〉

外遊日記―三島由紀夫のエッセイ〈3〉

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 文庫



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