SSブログ

通算51回目ニューメキシコ・アリゾナ州出張 第6日目 7月30日(日) [ニューメキシコ州 出張日記]

 今朝もゆっくり6時に起床して間もなく、家からケータイに電話が掛かってきた。小1の娘が、女房と一緒に私のブログを見て、昨日の朝食に何のベーグルを食べたのか、関心があったようだ。

その後、メールとブログのチェックをしたが、時差のせいで日本の混み合っている時間帯だったらしい。なかなかつながらず、ダウンロードは昔のアナログ接続やISDNの頃のようだった。ウォーキングに出掛けられるようになったのは、7時15分を過ぎていた。この調子だと、朝食を摂る為にどこかのお店に入るのは、8時半頃になってしまいそうだ。

 

 

今日もまたサンタフェ・ディーポの方向に歩き始めたが、昨日と同じ道ではつまらないので、ひたすら細い脇道を選んで歩いた。そして、数年ぶりに ZIA DINER (ズィーア・ダイナー)に入ってみることにした。朝食の営業を始めたことはずっと前から知ってはいたが、なかなか試すチャンスがなかったので、今日は様子を見てみる。

 

ここは、ずっと前にクロウポイントさんと一緒にランチを食べたことがあったのを思い出した。 久し振りに来てみたら、店内は随分と雰囲気が変わって、落ち着いているような気がする。

メニューを見渡して、English Fry-Up (イングリッシュ・フライアップ)なる品をみつけたので、興味本位で注文してみた。ご覧の通り、2エッグにベーコンとソーセージはいつもの朝食と変わらないが、マッシュルームのソテーと焼きトマトがサイドに添えられているのがミソ。そして、名前の由来は、パンをトーストではなく、フライパンでこんがり焼いたところから来ているらしい。

味は勿論だが、店員さんの対応も良かったので、私の中では印象が随分と良くなった。だから、クロウポイントさん、もう大丈夫だから、安心して下さい。今度また行きましょう。

これは、ZIA DINER を出たところで撮った写真。サンタフェに来ても、朝顔の観察日記は忘れないようにしよう。(笑)

一度、トラベロッジの部屋に戻ってから、スパニッシュ・マーケットが開催されているプラまで歩いて行く。日曜日の午前中ということもあって、昨日に比べると客の出はまだまだのようだが、お昼前には昨日と同様に混み合うはずだ。特設ステージでは、マリアッチやスパニッシュ系のトラッド・ソングが演奏されていて、全体の雰囲気を高めるのに一役かっているようだ。

 

私と並んで撮影に応じてくれたのは、Cordelia Coronado (コーデリア・コロナード)さん。文化交流事業の一環として、津山市に数ヶ月の滞在歴がある。代々チマヨ・ブランケット職人の家系で、地元の同業者の間では、知らない人はいないハズ。彼女の母上は、日本でいうところの人間国宝クラスだった故 Agueda Martinez (アグエダ・マルティネス)さん、そしてオルテガ社の専属職人を引退した Georgia Serrano (ジョージア・セラーノ)さんは実の姉である。今度来る時のお土産は何がいいかと尋ねたら・・・日曜大工用に日本製のノコギリが欲しいとのこと。(昔、デビット・リンドレーが来日した時に、銀座で包丁や日本製の刃物類をやたらと買いまくっていたという話が脳裏を横切った。)

様々なスペイン系移民の伝統工芸品や、スペイン系移民の血を引く芸術家たちのアートワークを展示即売するスパニッシュ・マーケットからは、いつも大いに刺激を受ける。ブランケットを織る創作意欲が湧いてくるのである。出来ることならば、毎年このスパニッシュ・マーケットに合わせて出張を組めたら、とってもいいと思う。

そして、一通りプラザを見てまわった後、インディアンジュエリーの仕入れに向かう。アメリカといえども、日曜日でも仕事をしてくれる取引先が1軒あるので、私としては非常にありがたい。その分、平日に他の取引先との仕事をじっくり出来るからね。

上の写真が、今日の収穫の一部。ナンバー・エイト、ビズビー、モレンシィー、フォックスなどの、全てがナチュラル・ターコイズを使った物ばかりである。近年、アメリカ産の上質なナチュラル・ターコイズを使ったインディアンジュエリーは、ますます入手が困難になってきているので、ここのような、いい意味で商売熱心な取引先がいてくれるのは、とてもありがたいことだ。

いい仕事をしたら、おいしいランチが食べたくなる。昨日と同じ Ore House (オーレ・ハウス)のバルコニー席でマルガリータを飲みながら・・・というのもなかなか魅力的ではある。が、それでは芸がないので、同様にオープンエアで食事が楽しめるお店を脳内検索し、O'keeffe Cafe (オキーフ・カフェ)を思いつく。あのジョージア・オキーフ・ミュージアムの隣りにある良店である。

今日も歩いて来たので、最初から飲むつもりで外の席に就く。というか、飲みながらランチを楽しむ為に、クルマを置いて歩いて来たというか・・・まあ、どちらでも一緒か。で、今日は久し振りにサンタフェらしい青空が広がってきた(が、それも夕方までらしい)ので、ビールを飲みたい気分。Santa Fe Pale Ale (サンタフェ・ペールエール)という、地元産の濃い目のビールをゆっくりと味わう。

そして、メインはチキン・サンドイッチ。煮込んだポテトと、な~んとラズベリー・ソースを一種に挟んであるとメニューに書いてあったので、ちょっと心配ではあったが・・・一口食べてみると、それが妙に合っていて美味。ご覧の通り、かなり焦げ目がつく程ガリガリに焼いてあるのだが、その食感も含めて、かなりイケる。サイドのサラダには、こってりとしたブルーチーズがたっぷりかかっていて、これまたサンドイッチの美味さを引き立ててくれる。濃い目のビールとも相性がいい。キリッと冷えたシャルドネ・ワインでも、とも思ったが、今回はビールにしておいて良かった。

モーテルの部屋に帰って、メールとブログのチェックをしたら、ちょっと遅い昼寝をする。30分ほどしたところで、激しい雷鳴で目が覚めた。ドアを開けて外を見たら、バスタブをひっくり返したような突然の大雨である。朝のテレビ番組で見た天気予報は見事に当たってしまった。お昼ご飯の時は、あんなにきれいな青空が広がっていたというのに・・・高山の天候は、本当に変わりやすいから油断は出来ない。

このページの下書きをしていたら、あっという間にもう夜の7時半。そろそろシャワーを浴びて、夕食のお店を考えなくては・・・

シャワーを浴びている間に、激しい雷雨はすっかり止んだようだ。これだから、標高2100mの天気は、先が全く読めないというのだ。今夜は、というか、今夜も、かしこまった格好をして行かなければならないような、堅苦しい雰囲気のレストランはパス。そうだ、久し振りにCowgirl BBQ (カウガール・バーベキュー)に行こう。あそこなら、Tシャツにショーツでも全く問題なしだから。

 

 店に着くなり、結構な混み具合にちょっと驚かされた。まあ、確かにここのバーベキューは美味いからねぇ・・・20分のウェイティングと言われたけど、Ore House の時と同じで、たった5分ほどで店内の席に案内された。本当は外の大きいパラソルの下で、涼しい夜風に当たりながら、ゆっくりと楽しみたかったんだけど、贅沢ばかりも言ってられないわね。

 店内では、地元セミプロ・ミュージシャンの弾き語りをやっていたけど、通された席はそのずっと奥なので、彼の演奏は全く見えず。

まずはビール!久し振りに TECATE を注文するが、缶入りが出された。コロナやテカテは、やっぱりビンが雰囲気なんだけどねぇ・・・

そして、TECATE をチビチビやりながら、メニューに GAME BURGER (ゲーム・バーガー=「獲物」のハンバーガー)なる一品を発見。なになに・・・ロッキー・マウンテン・エルク(鹿)とバッファローの合挽き肉にチェダー・チーズとグリーン・チリ入り・・・それ、いいじゃないの~。日本じゃ、まず食べられないハンバーガーだよ。それに、鹿肉もバッファロー肉も、低脂肪だっていうしね。スペアリブは、またどこかで食べられるんだから・・・

ご覧の通りのボリューム!店内が暗くて、強制フラッシュで撮ったので、ちょっとわかりにくいかもしれないけど・・・大きなお皿の上に滴る肉汁が・・・この肉汁のせいで、バンズがしっとりしちゃって、手に持って食べることはインポッシブル。仕方なく、ナイフとフォークで一口大に切りながら、ステーキのようにして食べる。そうだ、ハンバーガーは立派なステーキ料理だったんだ。

(この写真は、朝のウォーキングの時に、偶然撮ったもの)

 

部屋に戻って、日中に撮った写真の整理をして、今夜は早く寝ることにしよう。

明日31日(月)は、とうとう最終日だ。

 

(次回に続けたい) 

 

本業サイト http://www.e-beartrack.com では、この度の「平成18年7月豪雨」被災地への義援金チャリティーを行なっています。詳しくは、左カレンダーの7月22日(土)をクリックするか、http://blog.so-net.ne.jp/beartrack/2006-07-22 からご覧下さい。

 

ライ・クーダーつながりで、彼の盟友のCDを飽きずにもう1枚。邦題名「化けもの」は、デビッド・リンドレー自身のリクエストだったとか。ジャクソン・ブラウンのプロデュースが貢献大。ジャクソン・ブラウン、ライ・クーダー他の名サポートを務めた、多芸多才な名ギタリスト・弦楽奏者の本領発揮といった1枚。軽快なドライブのBGMに最適。

El Rayo-X

El Rayo-X

  • アーティスト: David Lindley
  • 出版社/メーカー: Asylum
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD



共通テーマ:グルメ・料理

Facebook コメント