2010（平成22）年7月のサンタフェ・スパニッシュマーケットにて 3/3 初日24日(土)の掲載忘れ分 ＋ 2日目 25日（日）

　今日から9月となりましたが、相変わらず厳しい残暑が続いていますね。秋らしい陽気になるのはまだまだ先のようですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

　さて、前々回、前回に続いて、今回も7月下旬の恒例イベント「サンタフェ・スパニッシュ・マーケット」の様子をダイジェストでお伝えします。ひとときお楽しみいただければ何よりです。

 

【まずは、うっかり掲載し忘れた7月24日(土)分の残りを】

 　前回の記事に掲載するはずだった分です。

　この季節にしては珍しく、一日を通して、冷たい雨が降ったりやんだりの繰り返しです。

　平均標高が2000m以上の高地では、天気がとても変わりやすい。ひとたび荒れれば、晴天が一瞬にしてこんな土砂降りになってしまうのですよ。

　風が吹けば桶屋が儲かる・・・なんてェことを申しまして・・・雨宿りをしている多くの観光客を相手に、フラメンコ・ダンサーのおねいさんとパートナーのギタリストは、商売に気合が入ります。

　見ている私も、思わずラテンの血が騒いできます。　何処から見ても典型的な日本人ですけどね・・・笑

 

【ここからが本編　7月25日(日)の様子です】

　ここからの画像の撮影は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタフェの現地時間で、2010(平成22)年7月25日(日）午前8時25分から午後0時20分にかけてです。

　早朝から小雨がぱらついていたので、普段よりも遅めに出掛け、ウォーキングを短めにしました。朝食の直前に撮った1枚です。

　食後の1枚。やっと雨がやみました。

　雨がやんで、人も出始めたかと思いきや・・・

　10分後には土砂降りです。消防署バイク部隊の職員さんも、詰め所で雨宿り中。

 　これだけ雨が降り続くことは珍しいです。

　ピンクの雨合羽を着た2人の少女が、ひとつ傘の下でふざけあっています。

　お客の姿が全く見えないフードコートも

　青空が戻ってきたお昼時には、とても賑わっておりました。めでたし、めでたし・・・

　イベントの喧騒を離れ、昼食に向かう前に1枚。その後も、雨が降ったりやんだりの不安定な天気が続いたスパニッシュ・マーケット2日目でした。

 

 

 　おかげさまをもちまして、今回で300記事となりました。相変わらずの内容とマイペースな更新が続きそうですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

　　　　　では、次回もどうぞお楽しみに。

 

 

【 お勧めなライ・クーダーのセッション参加作品 #9 】

　ごく個人的なミッション＝文化財保護活動（命名 by paddiesさん）の成果をご紹介していきます。わがミッションとは、月刊誌「レコード・コレクターズ　1990年6月号　【特集】ライ・クーダー」のP40～P49に掲載されていた「セッション参加アルバム」（小尾　隆　執筆、敬称略）に沿って、紹介されていたアナログレコードをコツコツと収集していくことです。ごく一部（主にシングル盤）を除いて捕獲に成功しましたので、毎回1枚ずつ記事にしていこうと思います。

　「セッション参加アルバム」を執筆された小尾隆氏に敬意を表して、出来るだけレコード・コレクターズ誌上の掲載順にご紹介していきます。また、アナログレコードを聴くことが出来ない環境の方の為に、CD化されているアルバムについては、巻末にそちらもご紹介していくつもりです。

　なお、スペースや手間暇の都合もありますので、専門的な解説などはウィキペディアや、レシーブ二郎さんに代表されるような大先輩ブログの素晴らしい記事etcにリンクを貼らせていただくことでご容赦いただきたいと思います。

 

　第9回目の今回は、41ページに掲載されている「9. BUFFY SAINTE-MARIE "SHE USED TO WANNA BE A BALLERINA" （Vanguard VSD79311）　1971年」です。

　アルバム名の誤植、アルバム写真の挿入間違いがありますが、それは良しとして・・・

　ライ・クーダーがレコーディングでセッション参加している過去の作品を、出来るだけアナログ盤で集めて、どんどん聴いていく、繰り返し聴き続ける・・・その作業をコツコツと進め繰り返していく中で、当然の事ですが、歌手やバンドのプロフィールも気になってくるわけです。

　正直に書くと、このアルバムを手に入れた当初は、恥ずかしながら彼女のことをほとんど知りませんでした。当ブログでもお馴染みのレシーブ二郎さんのブログ記事を筆頭に、アメリカのウィキペディア記事（英語のみ）、彼女の公式サイト(英語のみ）等を色々と調べていくと、面白い事や目からウロコな事柄がボロボロと出てくる、出てくる・・・

　映画「いちご白書」のテーマ曲「The Circle Game」(ジョニ・ミッチェル作）は彼女が歌っているとか、（カナダ・インディアン出身であることから、先住民保護活動や反戦運動にとても熱心だった故に）反政府運動家の扱いをされてレコードが発禁になったりしたとか、なのに「セサミ・ストリート」には長く出演していたとか、このアルバムの共同プロデュースを手掛けたジャック・ニッチェと1980年代に再婚していたとか、エルビス・プレスリーやバーバラ・ストライサンド他多くのシンガーが彼女の楽曲をカバーしているとか、映画「愛と青春の旅立ち」のテーマ曲「Up Where We Belong」の作者の一人だとか・・・自分の無知ぶりを知ったと同時に、それ以上に色々な事を知るきっかけになりましたし、色々なアーティストやバンドのつながりも遅ればせながら知る事が出来ました。

　（おや、ジャケット裏のジャック・ニッチェの名前に誤植を発見。まあ、いいか・・・）　豪華な顔ぶれでございます。

　ただ、曲目ごとに参加ミュージシャンが列記されていないので、肝心のライ・クーダーがどの曲で演奏しているのかは、いまひとつ明確ではありません。また、それを聴き分ける耳も、残念ながら私は持ち合わせておりません。

　「2. Smack Water Jack」の原曲はキャロル・キングの超名盤「TAPESTRY（タペストリー、綴れ織り）」 に収録されていますし、「6. Helpless」はニール・ヤングの名曲ですね。アレンジや彼女独特の歌い方によって、オリジナル曲との違いを楽しめますよ。「4. Soldier Blue」は同名映画「ソルジャー・ブルー」のタイトル曲です。

 

　ちゃんとCD化もされていました。

She Used to Wanna Be a Ballerina

• アーティスト:バフィ・セントマリー
• 出版社/メーカー: Vanguard Records
• 発売日: 1993/03/20
• メディア: CD

1. Rollin' Mill Man 
2. Smack Water Jack 
3. Sweet September Morning 
4. She Used To Wanna Be A Ballerina 
5. Bells 
6. Helpless 
7. Moratorium 
8. The Surfer 
9. Song Of The French Partisan 
10. Soldier Blue 
11. Now You've Been Gone For A Long Time

　喉の内側全体を振るわせるような、強いビブラートを掛けた彼女独特の歌い方が苦手な人にはお勧めできませんが・・・ひょっとしたら、ホーミーのような特殊な効果があるのではないか？・・・と思いながら、今日も聴いております。

 

 

【 本業サイトからのお知らせです 】

 

※アクセス混雑時には、ダウンロードに時間のかかることがあります。どうぞご了承下さい。　

※JavaScriptをONにするとflashブログパーツが表示されます

オルテガ社製チマヨ・ベスト、ブランケット、バッグ類 by ベアトラックさん

　

※JavaScriptをONにするとflashブログパーツが表示されます

アメリカン・ターコイズ・インディアンジュエリー by ベアトラックさん

 

　アメリカ合衆国アリゾナ州とニューメキシコ州で現地買い付けしてきた、インディアンジュエリーやオルテガ社製チマヨ・ベスト＆チマヨ・ブランケット他を、本業サイトで掲載・販売しています。（代引き送料・手数料は無料サービス中です）

タグ：出張 ニューメキシコ州 サンタフェ スパニッシュ・マーケット ジャック・ニッチェ ライ・クーダー バフィ・セントマリー

コメント 26

コメントの受付は締め切りました

おはようございます。
天気がよくなると・・・湧き出してくるんですね（笑）
BUFFY SAINTE-MARIE
初めて知りましたが・・・美味しそうなメンバーです！
ちょうど前記事のクレージーホースの頃なんですね
まだまだ知らない事だらけで・・・
宝の山が無限にありそうです！
by paddies (2010-09-01 07:24) 

300記事目、おめでとうございます。
こちらはまだまだ、猛暑ですよ。
by こうちゃん (2010-09-01 11:18) 

雨の写真は珍しいですね。
そろそろ我が地も乾ききった大地に
雨をもたらして欲しいですね。
今年の米の出来具合が心配です。
by 寂光 (2010-09-01 11:20) 

おめでとうございます。
それにしてもこの雨、こっちに欲しいです・・・＾＾；

by たいへー (2010-09-01 12:05) 

◎paddies さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　私も、当ミッションの該当アルバムでなければ、買うことも聴くこともなかったかもしれません。
　知らない事、未体験ゾーンが多い分だけ、宝探しの楽しみが多いですよね（笑）


◎寂光 さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　サンタフェの雨の写真はなかなか撮れないので、いい経験が出来ました。
　当地の雨不足が、作物に悪影響を及ぼさないように願っています。


◎kaoru さん、こんにちは。いつも nice! ありがとうございます。


◎こうちゃん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　こちらも、最高気温が35度近くの毎日、本当に暑いですね。
　エアコンの電気代とビール消費量が増えて困ります（苦笑）
by ベアトラック (2010-09-01 12:06) 

◎たいへー さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　これからもよろしくお願いします。
　こちらも、ずっと雨が降りません。夕立があった子供の頃が懐かしいです。


◎mouse1948 さん、こんにちは。いつも nice! ありがとうございます。
by ベアトラック (2010-09-01 14:34) 

300記事おめでとうございます。
日本の婆ちゃん侘びも踊れないけれど血が騒ぎ
心が弾む踊りです。（万博で異国の踊りにはしご見物したよ～)
by 侘び助 (2010-09-01 17:37) 

◎侘び助 さん、こんばんは。いつもありがとうございます。

　とても情熱的なフラメンコの踊りとギター演奏でしたよ。
　動画でお見せ出来ないのが悔やまれるくらい・・・


◎Krause さん、こんばんは。いつも nice! ありがとうございます。
by ベアトラック (2010-09-01 18:56) 

飴の写真は初めて見ました。いつもピーカンばかりでしたので。
by Silvermac (2010-09-01 21:00) 

消防署バイク部隊のおじさん、かっこいい～～～
日本人じゃこの雰囲気は出せないですね～～＾－＾；
by みっきぃ (2010-09-01 21:54) 

９月になっても、毎日のように連日猛暑日の記録を更新中です。
ザッとひと雨欲しいところですね（笑）
ニューメキシコはやっぱり山の天気、変化が激しいんですねぇ・・・
それに即応したヒトの満ちひき？もとても面白いです。

３００記事を超えたんですね、凄いなぁ（笑）
これからも楽しみにしています。


by 1275GT (2010-09-01 22:18) 

300記事おめでとうございます！
ニューメキシコの雨ってすごく珍しいような気がします
by ハイマン (2010-09-02 00:01) 

◎SilverMac さん、おはようございます。いつもありがとうございます。

　サンタフェで、これだけ雨が続いた夏も珍しいと思います。私も初体験でした。


◎みっきぃ さん、おはようございます。いつもありがとうございます。

　消防署、警察署のバイク部隊、カッコイイですよね。女子メンバーもいましたよ。
　以前、空港内を自転車に乗って警備している警察官を見たこともありました。


◎1275GT さん、おはようございます。いつもありがとうございます。

　こちらも、まともな雨は全然降っていません。
　連日、厳しい蒸し暑さが続きますね。どうぞご自愛下さい。

　私も含め、イベント中は、天気の変化に応じて出たり入ったりの繰り返しでした（笑）

　相変わらずの内容で続けると思いますが、これからもどうぞよろしくお願いします。


◎ハイマン さん、おはようございます。いつもありがとうございます。

　ニューメキシコ州でこれだけ雨が続いた夏は、私の知る限りでは初めてでした。
by ベアトラック (2010-09-02 06:29) 

けっこう激しく降りましたね。
そういえば、アリゾナも雨が降るときはこんな感じで、豪雨みたいに激しかったです。
by YAP (2010-09-02 08:05) 

300記事おめでとうございます！
今回の紹介ＣＤ、安かったのでクリックしました（笑）
ありがとうございました。。

by komakura (2010-09-02 10:40) 

こんにちは。

ワタシの知る限りでは、初めての雨の写真のような気がします。
2枚目の、道に垂れ流し?の雨どいからの雨水が冬には巨大ツララに
なるんですね。

バフィ～は、他のアルバムがありますが、これも良さげですね。しかし
誤植に気がつくとは(さすが)細かい!

フラメンコ・ダンサー、ちょっとぽっちゃり目で愛嬌がありますね(笑)。

ICI

by northernisland (2010-09-02 12:15) 

◎YAP さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　今年の7月下旬は、サンタフェとしては、久々の雨続きでした。
　アリゾナ州もニューメキシコ州も高地なので、ひとたび荒れると激しいですよね。


◎komakura さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　バフィ・セントマリー独特の歌唱法は好みが分かれるところでしょうが・・・
　70年代初期の古い音が好きな人には、一聴の価値がある演奏だと思いますよ。


◎noguchihiko3rd さん、こんにちは。いつも nice! ありがとうございます。


◎northernisland ICI さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　ニューメキシコ州出張中に、これだけ雨が続いたのは数年ぶりのことでした。　
　道に垂れ流しの雨どいは、厳冬期には巨大な氷柱を携えますよ。
　直下を歩くのは非常に危険な位、実に見事な氷柱を目撃したことがありました。

　アルバムの誤植に気付いたのは、この記事をアップする直前でした（笑）

　フラメンコ・ダンサーは、ちょっとぽっちゃりな位がラテンぽくて雰囲気があると感じました。
by ベアトラック (2010-09-02 13:12) 

この雨はスコールとは違うんですね。
あちらの人は突然の雨にもなれていそう。
by aranjues (2010-09-02 15:50) 

ちえとももラテンの血が騒ぎました（笑）
情熱的な赤い衣装ですね。
by ちえとも (2010-09-02 19:21) 

◎３Y５ さん、こんにちは。いつも nice! ありがとうございます。


◎aranjues さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　はい、通り雨や夕立ではなく、一日中降ったり止んだりの雨続きでした。
　多分、地元の人は、突然の雨降りにも慣れっこなのかもしれませんね。


◎ちえとも さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

　やっぱりラテンの血が騒いじゃいましたか！（笑）
　フランメンコといえば、真っ赤か黒の衣装が似合いますよね。
by ベアトラック (2010-09-03 13:12) 

９枚目の黒いテンガロンハットのオジサンカッコイイですね！
それにしても、掘り下げても掘り下げても、
まだまだネタが出てくるもんなんですねぇ。
クセのある声みたいですが、ちょっと聴いてみたいです。
で、ベアトラックさんはラテン系、と..._φ(･ω･` )メモメモ。
by にこちゃん (2010-09-03 16:42) 

◎にこちゃん さん、こんばんは。いつもありがとうございます。

　９枚目の黒いテンガロンハットのオジサン、かなり雰囲気ありますよね。
　完全に負けました～（笑）

　ライ・クーダーのセッション作品ネタは、まだまだ延々と続きますよ。
　バフィ・セントマリーがMouth Bow（口琴）を演奏する作品も、今月中に掲載予定です。

　私は、多分、草食ラテン系ではないかと・・・（嘘）
by ベアトラック (2010-09-03 18:07) 

◎袋田の住職 さん、こんばんは。いつも nice! ありがとうございます。
by ベアトラック (2010-09-03 20:31) 

雨宿りしながらフラメンコ見られたら銭投げます♪
本当にちょとは雨降って湿って欲しいところですが
祈ると台風がきそうで、それも怖いです。。。
保護活動、着々と進んでますね。(^^)
この女性は存じませんが、経歴をみただけで妙に興味が
湧いております。。。

by うつぼ (2010-09-04 22:21) 

◎うつぼ姐さん、おはようございます。いつもありがとうございます。

　雨宿りをしながら見たフラメンコはオツなものでした。5ドルを入れたような気がします。　
　それにしても、ず～っと雨が降りませんねぇ。農作物への悪影響も心配です。
　バフィ・セントマリーは、今も音楽とアート活動、慈善事業などに活躍しているそうです。
　このアルバム以外にも色々な作品があるようです。機会があったら是非お聞き下さい。


◎じゅんぺい さん、おはようございます。いつも nice! ありがとうございます。
by ベアトラック (2010-09-05 07:56) 

◎フェイリン さん、こんにちは。いつも nice ありがとうございます。
by ベアトラック (2010-09-07 17:13)