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通算68回目ニューメキシコ州出張 2010(平成22)年11月2日(火)~10日(水) 第2日目 3日(水) ~ 第4日目 5日(金) [ニューメキシコ州 出張日記]

 通算68回目のニューメキシコ州出張中です。日本でも既に報道されているようですので、ご存知の方も多いとは思いますが、この地ニューメキシコ州で、アメリカ史上初のヒスパニック系女性の州知事が誕生することになりました。

 今回は、第2日目 現地時間2010(平成22)年11月3日(水)~第4日目 5日(金)の様子をダイジェストでお送りします。

 

【第2日目 現地時間で3日(水)】

 

 前夜は、メールで仕事上のやりとりをずっとしていたので、就寝が日付変更線を大幅に越えて2時半過ぎになってしまった。こんなことは自宅に居ても滅多にないのだが、時差の関係もあり、どうしても片付けておかなければならない事柄だったので、仕方がなかった。

 その所為で、出張第2日目、即ち現地での実働初日でありながら、普段よりもかなり遅い午前6時の起床となってしまった。外はまだ薄暗く、気温は摂氏10度以下のピーンと張り詰めたような寒さである。朝食前に、いつものようにストレッチとメールチェックは欠かせない。

2010.11.3(水) P1120935.JPG

 午前7時15分、朝食を摂る直前のホテル前の様子である。やっと写真が撮れるくらいに明るくなってきたところであろうか。辺りの白樺の葉は明るい金色に染まっているが、この地の紅葉の時期としてはややピークを過ぎてしまっているようだ。

2010.11.3(水) P1120936.JPG

 お気に入りである暖炉の前のテーブルで、無料の朝食バイキングをいただく。今までのように食べ過ぎないよう、盛り付ける量を加減する。薪がはぜる音を聞きながら食べる朝食は、非日常的で格別な気分である。

 この日の朝刊一面では、当地でアメリカ史上初のヒスパニック系女性州知事の誕生が確定したことを、かなり大々的に報道していた。英語力の点からも、ニューメキシコ州出張中には政治の話はしない(苦笑)ので、地元の親しい人々が今回の件をどう感じているのかは想像出来ない。が、新たな変化を求めていることだけは確かなようだ。

 午前8時ちょうど、部屋の掃除は必要ないことをフロントに告げて、この日の仕事先に向かう。

2010.11.3(水) P1120940.JPG

 仕事の途中で一休み。外の澄み切った空気と柔らかな秋の日差しを体に取り入れる為、ちょっと外に出てみる。何も考えずに、コンパクトカメラで撮った州道76号線と98号線のT字路付近の様子である。抜けるように青い空と、金色に輝く紅葉のコントラストが、実に美しくて嬉しくなってしまう。

2010.11.3(水) P1120941.JPG

 仕事の目途が就いた頃は、ちょうどお昼時であった。サンタフェに戻る前に、折角だからランチョ・デ・チマヨに立ち寄る。例年のことだが、ハロウィーンを過ぎた11月上旬でも、大きなカボチャは外に飾られたままである。おおらかで良いね。

2010.11.3(水) P1120942.JPG

 この時は、「ソパピヤ・レレーノ」という地元料理に初挑戦してみた。いつもは、ついつい好物ばかり注文する癖があるので、68回もこの地に出張を繰り返していても、食べたことのない料理は意外と多いものだ。

 例によって、チーズとチリソースがたっぷりとかかっている外観で、何が何だかサッパリわからない状態なので、この料理については、後日落ち着いたら特集記事にしたいと思う。

 昼食後、更にもう一軒の仕事先で用事を済ませてから、この日の収穫を日本へ発送しておく。午後2時半に一度ホテルの部屋に戻り、荷物をクルマから降ろす。まだ掃除中の部屋もチラホラあった。

 日課にしているウォーキングをしていなかったので、この後は近所を歩いて細かい用事を足していく。どんどん歩く、ひたすら歩く。途中、馴染みの中古レコード屋さんを覗いてみる。以前よりもかなり充実した品揃えに成長していて、何とも喜ばしいことである。 

2010.11.3(水) P1120982.JPG

 今回も大漁だ! 最上段の左から、ウェザー・リポート、ザ・プラターズ、ボストン。上段の左から、ヤング・ラスカルズ、プロコル・ハルム、ブルーズ・ブラザーズ。中段の左から、ボブ・デュランのサントラ盤、ザ・バンド、ボブ・マーリーのベスト盤。どれも美品揃いで大満足である。他にも買いたい盤が沢山あったのだが、一度の出張で買う量はこれ位にしておくのが良いと思う。レコード盤は枚数が増えると、結構かさばるし重くて大変なのだ。

 ちなみに、最下段(一番手前)のナンシー・シナトラ、ウォーターメロン・マンのサントラ盤、サル・ヴァレンチノのシングル盤は、某オークションサイトでの収穫品で、先程のお店で買ったレコードではない。大好物のライ・クーダーのセッション参加作品、しかもレア盤ばかりである。全ての出品者が、アメリカ国内のみの発送希望だったので、この地の取引先にお願いして私の代りに受け取っておいてもらった物たちだ。親愛なる取引に感謝!

 2010.11.3(水) P1120988.JPG

 午後7時半に夕食に出掛ける。すっかり日が暮れていて、気温がどんどん下がっている。慌てて部屋に戻り、薄いフリースジャケットを羽織る。この夜も、前夜と同じお店で食べることにした。この日のお勧めメニューから、オイスター(カキ)のフリッターを注文。野菜不足を少しでも解消する為に、グリーンサラダも追加しておく。丸々としてジューシーなオイスターは、とっても美味であった!

 部屋に戻って、日中に撮り貯めておいた写真の取り込みと整理をしていたら、(いつもの事なのだが・・・)どうしようもない睡魔に突然襲われてしまい、午後10時半にはベッドへ倒れ込むように就寝。

 

【第3日目 現地時間で4日(木)】

 

 毎度のことだが、時差ボケで午前2時半に目が覚めてしまう。ベッドの中でゴロゴロしながら二度寝を試みてはみたが、まるでダメ。諦めて、3時前にベッドから抜け出る。冷蔵庫に冷やしておいた野菜ジュースを飲み、ストレッチを済ませたら、頭がハッキリした。前夜に残した写真の整理を続けた。 

2010.11.4(木) P1120992.JPG

 いくら無料とはいえ、毎朝ホテルで同じような朝食を食べ続けるのもつまらないので、一日おきに外のお店で朝食を摂ろうかと思った。この日の朝は、馴染みの「Tia Sophia's(ティア・ソフィアズ)」に出掛けることにした。

 ホテルを出てすぐの所に最近オープンした飲食店の中庭に、大量の薪が積み上げられているのを発見したので、記念に1枚撮ってみる。このお店にも、今回の出張中に立ち寄るつもりである。

2010.11.4(木) P1120995.JPG

 テア・ソフィアズの店内に入り、マネージャー以下(ほぼ全員の)顔見知りの従業員さんたちと一通りの挨拶を交わし、案内された奥のボックスシートに座る。いつもは7時の開店とほぼ同時くらいに入店するので、明るい窓際の席に座ることが出来たが、この朝は30分ほど後に入ったので、あいにくと窓際近くの席は既に先客でいっぱいだった。

 注文したのは、ニューメキシコ州の目玉焼き料理「ウェイヴォス・ランチェロス(Huevos Rancheros)」である。1ドルを追加して、ハッシュドポテトをトッピングしてもらった。目玉焼きの火の通り具合といい、辛過ぎないチリソースの味わいといい、今まで食べた中で一番美味しいウェイヴォス・ランチェロスだったように感じられた。

 一旦ホテルの部屋に戻り、身支度を整えて8時半に出掛ける。アルバカーキ市内で3軒ほど取引先を駆け足で回り、すぐにサンタフェに引き返す。午後にサンタフェ市内でアポイントがあるので、残念ながら例のアンティークモール内をブラブラする時間の余裕は全く無かった。

2010.11.4(木) P1120997.JPG

 朝一番で薪の写真を撮ったお店「ルーイーズ・コーナー・カフェ(Louie's Corner Cafe)」に入ってみる。名前の通り、小さな交差点の角にあるカフェで、こういった屋外の席もある。こんな天気の良い穏やかな日には、外で昼食を楽しむに限る。クルマの往来は多いが、綺麗な青空と金色に染まった街路樹を眺めながら、しばしのリラックスタイムである。

2010.11.4(木) P1120996.JPG

 このお店のほとんどの料理には、有名人の名前が付けられていた。ちなみに、私が注文したツナサラダ・サンドイッチの名前は、「ティナ・ターナー・ツナ・メルト(Tina Turner Tuna Melt)」だったと記憶している。トマトと玉ねぎ、とろけるチーズも一緒に挟んであるホットサンドイッチである。朝食と同様に、これまた今まで食べた中で一番美味しいツナ・サンドイッチだった。このお店は、他の料理も美味しそうなので、今回の出張中にもう一度利用したくなった。

2010.11.4(木) P1120998.JPG

 さすがに午前3時前の起床は、昼食後に眠気を誘う。アポイントまで少し時間があったので、部屋に戻って、普段と同じように20分ほどの短眠をとる。この日も、早朝ウォーキング代わりに歩いて出掛ける。歩いていて気分の良いサンタフェ・リバー脇の遊歩道で、写真をちょっと1枚撮ってみた。

 仕事が片付いたら、ホテルの部屋に収穫物を置き、周辺のお店を見て回る。新しい商材はないか、掘り出し物はないか、辺りをキョロキョロ見回しながら歩く、歩く、ひたすら歩く。通算68回もこの街を訪れてはいるが、時間の許す限り、毎回こうやって同じ所を見て回るのである。よく飽きませんね・・・と言われることも多いのだが・・・元々この街が大好きだから、一向に苦にはならない。それに、この街に限ったことでもないのだろうが、お店の入れ替わりが割と頻繁にあるので、毎回が新しい小さな発見の連続でもある。

 日没前の午後5時過ぎ、ホテルの部屋に戻る。写真はほとんど撮っていなかったので、レシートの整理やこのブログの下書き作業を行ない、その後はゆっくりと入浴。外はすっかり日も暮れて気温が急降下しているので、湯冷めしないようにフリースジャケットを着て、夕食を楽しむ為に馴染みの「オーレハウス(The Ore House) 」へと歩いて行く。

2010.11.4(木)P1170023.JPG

 暖房の効いたバルコニー席で、まずはマルガリータを注文。そして、「ドラム・スティック(Drum Sticks)」のハーフサイズ(6本入り)に初挑戦。ドラム・スティックとは、日本風に言うところの「チューリップ(骨付きチキン)」のこと。ソースは(バッファロー・ウィングのような)「スパイシー」 ではなく、「BBQ(ビー・ビー・キュー=バーベキュー)」を注文してみた。

 照明がとても暗くて、料理の写真はうまく撮ることが出来なかったが・・・バルコニー越しに、夜のサンタフェ・プラザのこんな風景を時々見ながら、短い時間ではあるが美味しい夕食を味わうことが出来て良かった。

 ホテルに戻ると、どうやらインターネット用のサーバーがシステムダウンしてしまったようだ。1時間ほど本業サイトの仕事をしようと思っていたのだが・・・仕方がないので、10時過ぎに寝ることにした。

 

【第4日目 現地時間で5日(金)】

 

 午前2時半、突然目覚める。ベッドから飛び上がるように目覚める。足がつった!

 午前3時過ぎ、もう一度、飛び上がるように目覚める。今度は反対の足がつった! 前日の歩き疲れが原因か・・・

 ふくらはぎの痛みが終息した後、ベッドに横になって目を閉じる。気が付いたら、既に午前5時を過ぎていた。こんな悲惨な状態でも二度寝が出来たということは、どうやら時差ボケが解消したようである。両足が順番につってしまったのは悲惨だったが、いつもよりも早く時差ボケが解消されたのは喜ばしいことである。まさしく「悲喜こもごも」である。

2010.11.5(金) P1170026.JPG

 滞在初日から、部屋での無線LAN接続が思わしくない。メールの送受信程度なら支障はないが、本業サイトの管理画面やソネットブログの管理画面で作業をしていると、頻繁に断線して非常に作業効率が悪い。そこで、インターネットにアクセスする時は、部屋のすぐ向かいのロビーで作業をすることに決めた。ここは有線LAN、無線LAN共に素晴らしくサクサクつながってストレスを全く感じない。この日の朝も、外がまだ暗闇の午前6時からノートパソコンを持って行き、せっせと作業を進める。

2010.11.5(金) P1170028.JPG

 7時15分、作業の目途が付いたところで、朝食バイキングを摂りに行く。いつもの暖炉の前のテーブルで、ゆっくりと味わい、食後はフロントでもらったローカル新聞に目を通す。英語力が乏しいので「読む」のではなく、本当にサッと「目を通す」だけなのだが、毎朝の日課として欠かすことは出来ない。

 8時半過ぎ、仕事に出掛ける。

2010.11.5(金) P1170029.JPG

 目的地に着く前に、今回の旅のパートナー「シボレー・マリブ」君にも栄養を補給してもらう。スポーツセダンらしい、キビキビとした走りのクルマである。トランクルームもかなり広いので、大きな荷物を運ぶ際も頼もしい限りである。

 思ったよりも早く仕事が片付いたので、昼食前にサンタフェに戻ってしまう。新しく仕入れた商品をホテルの部屋に納め、グアダルペ・カフェまで歩いて行く。正午過ぎの気温は摂氏15度くらいだったが、風はなく、柔らかい日差しの下を歩くのがとても心地良かった。

2010.11.5(金) P1170055.JPG

 午後1時を数分過ぎていたが、店の中も外も多くの客で賑わっていた。表通り沿いの席に座り、ブルーコーン・ターキー・エンチラーダを頼んでみる。例によって、何が何だかわかりにくい外観なので、また後日の特集記事で詳細をご紹介しようと思う。一日一食ニューメキシコ料理を!

2010.11.5(金) P1170052.JPG

 頼んだ料理が来るまでの間、定休日と営業時間の備忘録を兼ねて、こんな写真を撮ってみた。

 部屋に帰って一休みしたら、ロビーにノートパソコンを持って行き、本業サイトの仕事を片付ける。夕方4時からの1時間はシェリー酒が無料で振舞われるのだが、飲んだらそれっきり仕事にはならないので、紅茶1杯だけをいただいて我慢する。周りの宿泊客が非常に賑やかになってきたが、気にせず仕事を続ける。他の大多数の宿泊客はリゾート観光に、私は仕事に来ているのだから、必要以上に羨ましく思う心持ちでもない。窓の外の青空と紅葉を時折見るだけでも、十分に幸せな気分になれるものだ。

 日没から1時間ほど経った午後7時過ぎ、貯まっていた仕事も片付いたので、部屋の戻ってゆっくりと風呂に入る。7時45分に夕食に出掛ける。以前から気になっていた、「リオ・チャマ(Rio Chama)」というステーキハウスに初挑戦である。

2010.11.5(金) P1170074.JPG

 ハンバーガーか小さめのステーキでも食べようかと思っていたのだが、メニューを見ているうちに心変わりをしてしまい・・・「ウェッジサラダ」(冷たいレタスとブルーチーズ、ベーコンのサラダ)と「マグロの赤身の炙りと海草サラダ」にトライしてみた。どちらも中々の美味さであった。次回は、バッファロー・ハンバーガーかポークリブ・バーベキューあたりに挑戦してみたい。

 ホテルに戻って食休みを取ったら、またロビーに行って、このブログの下書きを済ませてしまう。11時に就寝・・・のつもりだったのだが・・・日中に撮った写真の量があまりにも多かったので、近い将来の掲載の為にも画質補正だけは全て済ませておいた。午前0時ちょうどに就寝。

 

     では、次回もどうぞお楽しみに。


 

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