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通算51回目ニューメキシコ・アリゾナ州出張 第3日目 7月27日(木) [ニューメキシコ州 出張日記]

今朝も、午前4時起床。昨夜は、このブログをアップした直後に、突然の激しい睡魔に襲われ、そのまま入浴もせずに寝てしまった。なので、まずはゆっくりと入浴を済ませ、それからストレッチ。メールとブログのチェックを終わらせたら、もう6時半。やっと外が明るくなった。雷雨の後のどんよりとした曇り空なので、ニューメキシコ州名物の美しい朝焼けは、どうやら期待できそうにないな。 

ハンプトン・インをチェックアウトし、一路 Acoma Sky City Casino (アコマ・スカイシティ・カジノ)を目指して、フリーウェイ I-40 を東に走ること1時間。

いつものように、ここのレストランで、当初の予定よりもちょっと遅めの朝食を摂る。ここは、カジノのお客さんに混じって、長距離トラックの運転手さんたちの姿も多い。仕事に移動中に食事だけの為に立ち寄る、私のような者は少ないようだ。

 

 

いつものありふれた2エッグ、焼き加減もいつもと同じオーバー・ミディアムに、今朝はポリッシュ・ソーセージを付けてもらう。食べる前に撮った写真は、ソーセージが裏返しになったままだったので、一口食べた後にひっくり返して撮り直し。ソーセージといっても、ご覧の通り、丸々としたフランクフルト並みの太さと大きさである。塩気も強いが、噛み応えもしっかりとしている。ホットドッグに入っているフニャフニャの魚肉ソーセージみたいなのとは大違いだ。

例によって、クルマの中で食後の短眠をとったら、再び I-40 で東に向かい、ちょうど1時間のドライブで、今日最初の取引先に到着。アポイント通りの午前10時ちょうど。

更にもう1軒で仕入れをして、アルバカーキの仕事はとりあえず終わり。アルバカーキは都会で便利だが、サンタフェの方が自分には合っている気がかなり強くする。他に寄り道もせず、フリーウェイ I-25 でまっすぐ北を目指す。

午後1時15分、サンタフェの古いモーテル Travelodge (トラベロッジ)に無事到着。今回は、ここに4連泊する。サンタフェの町のド真ん中、通称 Plaza (プラザ)まで歩いて10分ほどの好立地で、観光シーズンのピークに一泊90ドル程度で泊まれ、無線LANもタダで使えるんだから、少しくらい古くても、バスタブなしのシャワーのみでも文句は言えないなぁ。

 

荷物を全て部屋に納め、ノートパソコンを初めての無線LANに設定してみる。セキュリティの問題もあるが、ノートン・アンチ・ウィルスの最新版が常駐しているし、ここでクレジットカードの番号などを打ち込むようなこともないので、まずは大丈夫だろう。・・・それに、ここは無線LANしか使えないのだから・・・思った以上に楽チンなので、ひと安心した。メールチェックを済ませたら、遅いランチをどこで食べるか考えながら、プラザまで散歩。今日は3日目、時差ボケの一番キツイ日なので、この際もうクルマの運転は控えることにした。

この週末の29日(土)と30日(日)は、サンタフェ恒例の Spanish Market (スパニッシュ・マーケット)、そして明日28日(金)はその前夜祭があるので、今から町中が賑やかな雰囲気に包まれているのが、はっきりと感じられて楽しい。

馴染みの Ore House (オーレ・ハウス)のバルコニー席で、外の景色を眺めながら昼間っからマルガリータでも1杯やりたかったのだが、2時を過ぎてもウェイティング客でいっぱいだったので、仕方なく諦める。プラザの角に、有名な屋台のカルニータ屋さん Rocque's Carnita (ロークス・カルニータ)が出ているのをみつけたので、今日のランチは久し振りにカルニータとレモネードで軽く済ませることにした。

左がオーナーシェフ(?)のロークスさん。愛想のいいオジサンで、地元新聞に紹介記事が書かれた数年前に大ブレイクが起こり、この屋台1台の商売で、ピッカピカのポルシェを買ったとか、買わなかったとか・・・地元の人の噂ではあるが。カルニータとは、牛肉(お店によっては牛と豚の両方)を、玉葱やピーマンと一緒に炭火で焼いた料理のこと。ここの屋台では、ご覧のようにサルサをたっぷり乗せてトルティーヤで包んで売っている。これとレモネードで、しめて7ドルなり。外で食べるのは、実に気持ちがいい。食べ終わったゴミを捨てに行ったら、レモネードのお代わりをサービスしてくれた。いい人だ。

本屋に寄って、仕事の参考資料になりそうな本を探し、その後はトラベロッジに戻る道中で、写真を撮りながら散歩気分を味わう。風が強くなって雨雲が出てきたので、ひょっとしたら通り雨が降るかもしれない。標高が平均2100mのこの辺りは、高山気候なので天気が短時間に激変することが多い。

部屋に帰って、遅い昼寝を1時間ほど取る。その後、仕事を少ししたら、もう夜の8時。今夜は、これまた久し振りに、近所の Maria's (マリアズ)に行くことにした。そして、好物の Tamales(タマーレス、タマーリス)と Posole (ポソーレ)を迷わず注文。

粉にひいたトウモロコシを練って、中にチリで味付けした豚肉(が一般的)の具を入れ、Husk(ハスク、トウモロコシの皮)で包んで蒸したものが、Tamales。色こそ違うが、新潟県の名産「笹だんご」に良く似た姿だね。中南米でも食べる地域が多いらしい。独特の、ちょっと青臭い感じとモクモクした食感が嫌いだという日本人は(うちの女房も含めて)多いようだ。かくいう私も、数年前までは苦手だったのが、オルテガ社の創立100周年パーティーで美味しいタマーレスを食べて、一気に好物に変わってしまった。

左隣りのカップに入っているのが、Posole。大きな粒のホワイトコーンを、鶏肉や豚肉、レッドチリと煮込んだ地元料理の代表格。ここのポソーレは、ダシを取った肉を具としてふんだんに入れてあって、美味い!

サルサやチリソースを使った地元料理は、お腹を刺激し過ぎないよう、2食続けて食べないようにしているんだけど、今日は体が求めていたので大丈夫。

部屋に帰って、冷やしておいたビールを飲みながら、色々なところでもらってきたフリーペーパーに目を通したら、今日のうちに寝ることにしよう。明日は一日中、チマヨで仕事に忙しくなるハズだから。

 

本業サイト http://www.e-beartrack.com では、この度の全国各地で起きた水害被災地への義援金チャリティーを行なっています。詳しくは、左カレンダーの7月22日(土)をクリックするか、http://blog.so-net.ne.jp/beartrack/2006-07-22 からご覧下さい。

 

ライ・クーダーのサントラCDをもうひとつ。ウェスタン映画としての評価も高かったようですが、全編が泥臭いアコースティックなサントラも一興です。バンジョー、フィドル、ラップ・スティール等を名演する、デビッド・リンドレーの活躍ぶりもたっぷり楽しめます。ファン必携!今回の出張のような、ニューメキシコ州の乾いた大地を走り抜ける時のBGMとしてもGOOD。

The Long Riders

The Long Riders

  • アーティスト: Ry Cooder
  • 出版社/メーカー: WEA International
  • 発売日: 2000/03/14
  • メディア: CD



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