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【番外編11】 通算51回目ニューメキシコ州出張 7月25日(火)~8月2日(水) [オルテガ社とチマヨ周辺]

 

撮影日時は、7月28日(金)午前11時40分頃です。場所は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州北東部のChimayo(チマヨ)某所。実は、20年に渡ってお付き合いのあるオルテガ社の、同業者(すなわち商売がたき)の1軒であります。

 

 

 7月末なのに、既にコスモスが咲き誇っていますね。

 

今回の出張では、この土地にしては珍しく雨が多かったので、雨に濡れたAdobe(アドービ)の写真を色々と撮っておきたくて、前々からチェックしていたこの場所を選びました。アドービといっても、ここは残念ながら本物の日干しレンガ製ではなく、コンクリート製の最近の建築物ですが・・・雰囲気は十分にありますよね。

 

 

1枚目の写真を撮った入口から入って左側のエリアです。建物の壁にぶら下がっているのは、本物のRed Chile(レッド・チリ、赤とうがらし)で作られたRistra(リーストラ)です。収穫したチリを天日干しするのが本来の目的だったのですが、いつ頃からか魔除けの意味合いも加わったらしいです。今でも農家のお宅では、軒下にぶら下げて乾燥の頃合いを見計らっては、実際に束からちぎって料理に使っていますよ。

 

 

1枚目の写真を撮った入口から入って右側のエリアです。使い古された大昔の木機(きばた)が置かれています。向こう側の壁には、立派な鹿のSkull(スカル、頭蓋骨)が見えますね。一見、無造作に置かれているような雰囲気ですが、かなり意識してディスプレイされている気がします。

 

 

 3枚目の写真を撮った同じ位置で、角度を変えて撮った1枚です。原木の形を生かして作られた長いベンチも乾燥しきっていて、触ると表面の木目の凹凸感が気持ち良かったですね。

 

 

ニューメキシコ州北東部で水たまりの写真を撮るというのは、個人的には滅多にないことでした。雨上がりの直後、という感じが伝わっているといいのですが・・・

 

 

今年は、この地域としては異常とも言えるほど、夏を通して雨が多かったらしいので、花の咲き方もいつもより力強いような感じがしました。独特のアドービ・ピンクを背景にすると、花の色合いが引き立ちます。

 

 

これもコンクリート製ではありますが、昔ながらの形をした屋外のパン焼き窯Horno(ホーノ、ホルノ)です。元々は、この辺に古くから住んでいたインディアンの人たちの生活習慣を、スペイン系の開拓民、即ちオルテガ家をはじめとする地元の人々のご先祖が真似したものらしいです。 これで焼いたパンは、とても素朴な味と食感がします。

 

 

大昔に使われていたコンバインのアンティークです。乾燥しきった木製部分としっかり錆びついた部分が良くわかると思います。日本では、まずお目にかかれないシロモノですね。このまわりに、同じような古いコンバインが数台置かれていましたが、アンティークのコレクションもこんな風に大掛かりになると、さすがに脱帽ですね。

 

 

(次回は、いよいよオルテガ社の店内写真を公開する予定です)

 

本業サイト http://www.e-beartrack.com では、9月19日(火)まで「平成18年7月豪雨」被災地への義援金チャリティーを行なっています。詳しくは、左カレンダーの7月22日(土)をクリックするか、http://blog.so-net.ne.jp/beartrack/2006-07-22 からご覧下さい。

 

Into the Purple Valley

Into the Purple Valley

  • アーティスト: Ry Cooder
  • 出版社/メーカー: Reprise
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

ライ・クーダーのソロデビュー2枚目のアルバムで、オリジナルの発売は1972年です。1929年の世界恐慌後の、いわゆるDepression Songs(ディプレッション・ソング)集の色合いが強い1枚です。ノリノリのロックではないので、20代の頃はほとんど聴きませんでしたが・・・45歳になって、この時代のライ・クーダー作品の良さを再認識した今日この頃です・・・温故知新。20代でこれらのレコードをリリースしたライ・クーダーは、やっぱり凄い人ですよ!曲目等は、ジャケット写真をクリックしてご確認下さい。



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